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口の中の環境 - vol.3 -

口の中は、善玉菌と悪玉菌が共生していることによりバランスが保たれています。例えば悪玉菌が優勢な環境になれば、そのバランスが崩れ疾患につながります。そんな時、悪玉菌だけを選択して退治できません。環境を整えるとは、善玉菌が常に優位な状態を保てるような環境を作りあげることです。それには、疾患の元となる悪玉菌に関する知識も必要ですし、策も知らなければなりません。

歯医者に無縁で健康な人もいれば、むし歯になりやすい人、歯周病に悩まされている人もいます。噛み合わせの不調により、顔・体が歪み、心身的なストレスを抱え、思わぬ 不定愁訴が現れている人もいます。治療を受けたにも関わらず、満足しない人もいます。 個々に口の中の環境は異なりますので、機会を見て自分の口腔内環境を知っておかれるとよいでしょう。

不定愁訴(ふていしゅうそ)
体のどこが悪いのかはっきりしない訴えで、検査をしてもどこが悪いのかはっきりしないものを指す。
例えば全身倦怠感、疲労感、微熱感、頭重、頭痛、のぼせ、耳鳴り、しびれ感、動悸、四肢冷感など。
自律神経失調症や更年期障害、その他いわゆる心身症の症状として現れることが多い。
(健康用語辞典 参照)