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「早期発見・早期治療」 から 「早期発見・早期予防」 - vol.16 -

この言葉は私の師である 故 丸森賢二先生がよく口にしていた言葉です。

「早期発見・早期治療」は字の如く「早く見つけて、早く治療しましょう」ですが、「早期発見・早期予防」は「早く見つけて、早めに予防しましょう」と一見? (疑問)と思える人もいるでしょう。しかし、「早期発見・早期予防」はとても深い意味を持っています。「早く見つけて、早く治療しましょう」はごもっともな話ですが、これだけの対応だとむし歯・歯周病の再発を繰り返し兼ねません。ですから、早く見つけたら早めに予防策を見直し、実践していく必要があります。

治療はもちろん大切で、悪いところの処置は早めに対応された方が良いことにこしたことはありませんが、治療することばかりにとらわれず、その前に予防に目を向け、これ以上、そして今後、悪くしないようにしたいのです。

言葉でいえば簡単なことですが、一歩先を見た言葉ではないでしょうか。この「早期発見・早期予防」は私の心の中に深く刻まれた言葉のひとつです。